実習だ！

うい。わしです。


本日は昨日の実習の続きでした。
なんというか、昨日までが情報集めで本日が本番みたいな？

すなわち、服薬指導です。
午前中は昨日の続き、午後からが本番です。

相手は隣の研究室の助教授でした。いえ、たまたまなんですけどね。

一応、先生ではなく何も知らない患者（６８歳）という設定で行うと言うことでした。

結論から言いましょう。


先生、上手すぎですｗｗ

あれです、先生は一応まだまだ定年にはほど遠い40～50代の（良くｼﾗﾈ）女の方なのです。

しかしながら、見事に70付近のばーちゃんでした。訪ね方とかｗ

糖尿病という設定で、いろいろ薬もでてたんですが、それに関して「これたまに自分で飲む量へらしてるんだけどねぇ～いい？」「注射いややわ～」「これって飲み忘れたらどうすりゃいいかねぇ？」等々。

いや、見事でした。

……たまに専門知識っぽいところを示唆するような質問とかがあって、わしらも調べないとついていけなかったのですが。

まぁご愛敬でしょう。
先生もこっちがわかってるか確かめる必要がありましたから。

やっぱアレですね。

相手側に如何にわかってもらうか、ってのは難しいです。

患者さんも、ただ薬渡されて飲むってのは長続きしないそうです。

……副作用で胃の調子が悪くなるとか、いろいろ嫌な面があります。
効いてるかどうかはっきりわかる薬ならまだ飲む気も起こるでしょうが、とくに糖尿病とかは普段みえませんから。

自分で「調子悪くなるから」と勝手に薬を中止してしまうケースが多いとか。
それはやはり、薬の意味がわかっていないからでしょう。
そこを薬剤師は、しっかり説明して理解させてあげなければならないのです。

……難しいのぅ。
世の中楽はできないですねぇ……と感じました今日この頃。



あ、ちなみに。
糖尿病の症状は、はっきりひどいとわかるものが出てしまうと相当やばいらしいです。

ただからだがだるいとか、のどが渇くとかそういったレベルが初期症状。

しかし、放っておくとひどい合併症というものにかかる可能性がでてくるのです。

三大合併症は「網膜症」「腎障害」「神経障害」です。

「網膜症」は最悪失明します。
「腎障害」は最悪透析になります。
「神経障害」は最悪足や手の切断になります。

どうですかね？
絶対成りたくない状態じゃないですかい？


まぁアレです。
要はバランス良く生きろと。それで2型糖尿病は防げる事が多いのです。


……わしも気をつけようっと……