さて。
何はともあれ、自分尾のイヤな部分というのは、一番目よく分かります。
何しろ、一番近くで自分が見ているのですから。
わしの場合、自分の何が嫌いかと言いますと。
‘卑怯’な所です。
何が卑怯か。
わしは決してまともに喧嘩をしようとしません。
普段は自分が一番強そうに見せていて、しかしイザ何かがおきようとすれば起きる前に消すか逃げるか。
負けそうになったら謝るか。ﾀﾞﾚｶに押しつけるか。
まだあります。
心の中で、見下すヒトと、媚びるヒトとを判断している節があります。
どこか「此奴はわしより下だ」という面を見つけると鬼の首でも取った様に偉そうにします。
「此奴にはかないそうにないな」と思うと、なるべく相手の気に障らないように行動する事につとめます。
まだです。
自分にも相手にも有益な情報を一部隠蔽する事があります。
大抵は、相手にも提供するのですが、その重要性が高くなるほど自分だけ得しようとすることがあります。
そして、それが相手にとって無くても別に良いときは特に。
相手が自分の苦手な相手だったら特に。
まだです。
コッソリ努力している姿を、実はﾀﾞﾚｶに見て欲しい、と考えて行動しているときがあります。
そして、相手にほめさせて優越感に浸るのです。
もしくは、その相手から自分の良い情報が広がる事を期待しているのです。
一人で掃除している姿をﾀﾞﾚｶに見て欲しい。
一人で作業している姿をﾀﾞﾚｶにほめて欲しい。
そして、どうすれば相手に見つかるかを考えてわざとらしく行動する。
やれやれ。
１番に興味がないふりをしていて、負けたら悔しがる。
心の中で悪態をつく。
そしてそれを自分で諫め、そしてそうしている自分に酔う。
そして、そうしている事をﾀﾞﾚｶに褒めてほしがっている。
わしは一体何がしたいんだ？
客観的に見てみれば、どうやらわしはナルシストの節がある様だ。
おまけにプライドのようなモノも高いらしい。
そして虚勢を張り、大事になったら逃げ出すヘタレ野郎。
自己満足な生き方しかできない卑怯者。
こんなのがわしの素らしいですね。やれやれ。
実は以前から感じていました。わしの本心……のような。わしの中心にかなり近い思い。
外に出す事はしませんでした。できませんでした。
しかしこうして文章として書き出し、しっかり向き合う事が必要だとわしは思いました。
きっかけは、とある友人のブログです。
その人は、自分がどんな人間かをしっかりと書き出していました。
楽しい思いをするときもある。でもどうしても腹に据えかねる人がいる。行為がある。汚い自分の心がある。死にたいと思う心がある。訳が分からなくなった自分がいる。
それを、皆に公開していました。
わしは、今までネットではバカっぽく振る舞うようにしていました。
リアルの世界ではなるべく周囲の人間にとっていいヤツであろうとしていました。
中身は何処にも出していませんでした。出す勇気がありませんでした。
自分が優等生であろうとしました。
……でも、自分に向き合おうと決心しました。
これからも、思いついたら自分の汚い面を書いていこうと思います。
別に書いたからといってどうなるもんでもありません。自分がきれいになるわけでもないでしょう。少なくとも、すぐには。
でも、書く事で何かが変わる可能性はあります。
積み上げれば見えてくる景色があります。
逃げていてはいつまでもｿｺを見る事はできません。
頑張りたいと思います。
