無心の文章。

地道な努力。

それは積み上げてこそ、その意義を発揮するもの。

積み上げるまで……それが表に出るまで、努力は見えない。

山を登っている最中はわからないが、頂上に達して後ろを見ると、初めてその距離の長さに気づくのと似ている。


だから、つらい。


確かに表に出てしまえば達成感があるだろう。

だが、表に出るまではわからないということは……

表に出るまで達しなかった努力は、全て無駄になってしまうのではないだろうか。

無駄なことはしたくない。なにより、無駄になってしまうのが嫌だ。


その努力をわかってもらいたい。そんな気持ちがある。

でも、その努力は目標値に達してこそ意義のあるもの。

だから、中途な結果を見せても他人には「ふーん」としか受け取ってもらえない。

もしくは、小さな努力すぎて気づいてもらえないかもしれない。

やはり、結果を出してこそ周囲に知らせることができるのだろう。


そんな努力をわかってやれるのは自分だけだ。

「自分はこんなにもがんばってきたじゃないか。上手く行かなかったけど……もういいじゃないか」


甘いささやき。とても魅力的で、抗い難い誘惑。
いい加減、あきらめたくなる。

でもちょっとまてと。

多くの努力は、これによって無駄に終わるのだ。


無駄にしたくないなら、何もしなければいいだろう。
だが、世の中そうはいかない。
しなければならない事なんて山のようにある。逃れられない。

要は、何処まで自分が取捨選択するかに尽きるんだろう。


結局、無駄にするかしないかは自分自身の問題。

努力を始めてしまって、無駄なことをしたくないというのならば、最後までやるべきだ。
少なくとも、表に出せるまでの最低限の成果に達してのち。


……つらいけどね。



……なんでわしって、ナニも考えずに書くとこういった文章になるんでしょうかね？

根暗なんですかね……やっぱし。