なんか。

私は、矮小な人間です。

私は、他人の幸せを妬み、他人の不幸を笑います。


私は、酷い人間です。

私は、たまに全てを破壊したくなります。

私は、犯罪を犯したくなるときが有ります。


私は、ずるい人間です。

私は、イヤな仕事は他人にやらせようとします。

私は、思惑無しに汚れ役を買うことは有りません。

私は、自分の不幸をアピールして、他人の同情を集めようとします。


私は、勘違いしている人間です。

私は、自分は他人と違うと思いこんでいます。

私は、自分はイザとなったら隠された力を発揮できると思っています。

私は、自分がどれだけ幸運か気付いていません。

私は、いつも何か良いことが起きると期待しています。


私は、何者なのでしょうか？

私は、何のために生きているのでしょうか？

私は、何かができるんでしょうか？

私は、どうしようもない人間なのでしょうか？


自分がなんなのか、未だに謎です。

永遠の命題なのかもしれません、わしにとっては。

模索するのは……正直しんどいです。

自分の中に手を突っ込んでも、ヘドロのような汚い部分しか掴むことはできません。

自分の良いところを掴んだとしても、それがどうしても自分では信じられないからです。
自らが作り出した、妄想との区別がつかないからです。

ｲﾔになります。


でも、探さなければ見つからないのは事実なんでしょう。

いつも手を突っ込む訳ではない。そもそも、わしが持たない。

ただ、気持ちに余裕があるときぐらいは、たまに探してみてもいいんじゃないか。


……またそのうち、探してみることにします。