欲良く好く善く。

「欲のない人」ってなんだか聖人君子のような感じしません？

物語にたまに出てくる種の人間。現実の世にも極々まれに登場することがありますね。

そういった人たちは大抵こういいます。

「私たちは今のままで十分です」

物語では、大抵こういった輩に対するような欲にまみれた連中がいます。

んでもって、こういった台詞に打ちのめされたり、なんだかんだとごねてみたり、逆に開き直ったり。

まぁあれですね、いずれにしろこういった人間の引き立て役な訳ですが。

そうして「人として美しい生き方」の象徴としてたたえられるのです。


……


実は、このことを考えていてふとさっき思いつきました。

欲がなかったら、確かに格好良く見えるかもしれない。

でも……そんな連中には進展はない。

っつーことで。

わかりますかね？

人間ってのは、アレがしたい、これがしたい、楽したいって考えから発展した生き物です。

結果として現在の生活があります。

それは確かにきれいな話だけでは達成できない事だったでしょう。
んでもって、そういったことを「欲」として、汚いモノとして扱ってるわけです。


……欲がなかったら今の生活ないんだぞ？と。


欲がないってことは同時に上昇志向もないわけで。
そんな奴が何かできるか、といったらできるわけもなく。

……社会としては使えない奴ができあがります。


少なくとも、今の世の中は「いまのままでいーや」ってな考えの奴は使えない奴に認定されます。
なんだかんだで、欲って必要だとおもいませんかねぇ？

もちろん、ありすぎるのも問題です。

やっぱりバランスが一番って所なんすかねぇ……



……とまぁ、書いては見たんですが。

以上のことは、全部わし向けに書いたモノだったりします。

……いえね？別にわしが聖人君子なわけではないんですがｗ


わしは結構「まぁいいや」で済ます事が多い。

ある意味、それは「欲がない」ととれるだろう。

とすれば上記の出来事はわしにも該当する。


不定形は悪い事じゃないのかもしれない。

でも、どこまでも不定形はどうだろうか？

……たまには主張してもいいんじゃないか？


以上。微妙に自己分析でした。